GIMPのミラーツールを使えば、画像内のオブジェクトを簡単かつ効果的に反転できます。単一の要素でもドキュメント全体でも、このツールは必要な柔軟性を提供します。このガイドでは、ミラーツールの仕組みと注意点を解説します。
重要なポイント
ミラーツールについて知っておくべき主なポイントは以下の通りです:
- このツールはツールバーのアイコン、またはショートカット Shift + F で呼び出せます。
- 水平反転と垂直反転を選択できます。
- 個々のオブジェクトを反転するには、該当レイヤーをトリミングする必要があります。
- ドキュメント全体を反転するには、画像の変形オプションを使用します。
ステップバイステップガイド
1. ミラーツールを開く
まずはミラーツールを有効化します。ツールバーの専用アイコンに隠れています。または、ショートカット Shift + F ですばやく起動できます。

2. 反転するレイヤーを選択する
レイヤーパレットで正しいレイヤーが選択されていることを確認します。この例では、ワシを表示している画像レイヤーを使用します。
3. 反転オプションを設定する
ツールオプションでレイヤーを水平反転するか垂直反転するかを選択できます。水平オプションは左から右へ、垂直オプションは上から下へ反転します。
4. 水平反転を適用する
水平反転を行うには、ミラーツールをアクティブにした状態で画像レイヤーを一度クリックします。画像が反転されます。もう一度クリックすると元の状態に戻ります。
5. 垂直反転を適用する
垂直反転を行うには、対応するオプションに切り替えて再度画像上をクリックします。ここでももう一度クリックすることで元の状態に戻せます。
6. 反転オプションの切り替え
このツールの便利な機能の一つは、反転方向を切り替えられることです。ミラーツール使用中にCtrlキーを押し続けると、水平反転と垂直反転を素早く切り替えられます。
7. レイヤーでの作業
透明レイヤー(例えば「R」の文字があるレイヤー)がある場合でも反転できます。ただし、レイヤー全体ではなく「R」だけを反転するには、事前にレイヤーをトリミングする必要があります。

8. レイヤーのトリミング
「R」を正しく反転するには、メニューの「レイヤー」から「自動トリミング」を選択します。レイヤーが「R」のサイズにトリミングされます。
9. オブジェクトの反転
これでミラーツールで「R」をクリックすると、元の位置で反転されます。正確に作業するための重要な手順です。

10. ドキュメント全体を反転する
ドキュメント全体を反転したい場合は、ミラーツールではなくメニューの「画像」 > 「変形」を選択します。そこで「水平方向に反転」または「垂直方向に反転」のオプションを選べます。
11. 操作を元に戻す
「画像」 > 「変形」メニューから、行った変形をすべて元に戻せます。これにより、前のステップを素早く復元し、調整できます。
まとめ – GIMPでの画像編集: ミラーツールを使いこなそう
ミラーツールはGIMPで多彩な効果をもたらすツールです。個別のオブジェクトでもドキュメント全体でも、このツールはデジタル画像編集において非常に役立ちます。
よくある質問
GIMPでミラーツールはどうやって起動しますか?ツールバーのアイコン、またはショートカット Shift + F でミラーツールを起動できます。
画像全体を一度に反転できますか?はい。その場合はミラーツールではなく、画像の変形オプションを使用してください。
反転する前にレイヤーをトリミングする必要がありますか?はい。レイヤーの一部だけを反転したい場合は、事前にトリミングしてください。
水平反転と垂直反転の両方ができますか?はい。ツールのオプションを切り替えるか、Ctrlキーを押すことで変更できます。
反転の状態を元に戻したい場合はどうなりますか?「画像」 > 「変形」メニューから、どの変更も元に戻せます。